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東京・多摩の中小企業の経営者へ|Rise Journey 完全ガイド
人を増やさず、
少人数でも回る会社の
つくり方【完全版】
採用できない。あの人が休むと止まる。雑務に追われ本業が進まない ―― その「人手不足」の本当の正体と、抜け出す順番を、現場の言葉でお渡しします。読みながら手を動かせば、自社の「業務の見える化マップ」の下書きが1枚できあがります。
発行 Rise Journey(歡﨑 龍司)
対象 多摩の中小企業(数名〜十数名)
所要 通読30分/ワーク60分
はじめに
「無料でも本気」と決めた理由
共感
はじめまして。東京・多摩で、人を増やせない中小企業の「少人数でも回る仕組みづくり」を、近くで対面で伴走している歡﨑 龍司(かんざき りゅうじ)と申します。
正直にお話しします。私は以前、事業を前に進めたくて、ある43万円のAI活用スクールにお金を投じたことがあります。学んだ内容そのものは悪いものではありませんでした。けれど当時の私は、「どの業務を、どんな順番で、どこまで仕組みに変えるのか」という地図を持っていなかった。だから、いくらツールややり方を覚えても、それを自分の現場で活かしきれなかったのです。
悔しさは、相手にではなく、自分に向きました。「ツールを覚える前に、まず業務を“見える化”して、回る順番を決めるべきだった」と。この遠回りが、いまの私の原点です。だから私は、流行りのツールを売るのではなく、あなたの会社の業務そのものを“仕組み”に変えることに徹しています。
― だからこのガイドは、無料でも手を抜きません。当時の私が本当に欲しかった「これさえ読めば、まず1業務から動ける、本当に使えるもの」だけを詰めました。
このガイドが大切にしている考え方を、先にお伝えします。これは私の仕事すべてに通る背骨です。
誠実 ― だまさない・搾取しない
弱者の戦略 ― 小さくても勝てる戦い方
AIを“時間”に変える
伴走しきる
分かる言葉で
※このガイドでは、しつこい売り込みは一切しません。最後まで「お役に立つ情報をお渡しすること」に徹します。読んで動けば、それだけで前に進めるように作ってあります。
診断
属人化リスク&“危ない雑務”30秒チェック
いまの自社を知る
まずは現在地を確かめましょう。深く考えず、直感で「はい/いいえ」をつけてください。「はい」の数を数えます。
- 1「あの人が休むと、その業務が止まる」担当がいる
- 2業務のやり方が、本人の頭の中にしかない(手順書がない)
- 3求人を出しても、なかなか採用できない/続かない
- 4見積・請求・日報など、同じ作業を毎回手で繰り返している
- 5社員が雑務に追われ、本来の仕事に集中できていない
- 6新人が入っても、教えるのに時間がかかり戦力化が遅い
- 7残業が常態化していて、減らし方が分からない
- 8問い合わせ対応や報告が、特定の人に集中している
- 9「忙しい」のに、何にどれだけ時間がかかっているか把握していない
- 10経営者自身が、現場の作業に入らないと回らない
「はい」の数:0個 ← 上の各行で「はい/いいえ」をタップしてください
0〜2個仕組み化の土台ができています。属人化のリスクは低め。あと一歩、業務を「見える化」して手順書に落とせば、人が変わっても止まらない会社になります。【核1】を仕上げにどうぞ。
3〜6個“人に依存して回している”典型です(多くの会社がここ)。悪いことではありません。採用を増やす前に、まず1業務を「見える化→仕組み化」すると、今の人数のまま余裕が生まれます。【核1】→【核3】の順に進めてください。
7〜10個いまは“あの人頼み”で綱渡りの状態。社員が頑張っていないのではなく、業務が仕組みになっていないだけです。まず【核1】で業務を棚卸しし、一番痛い1業務から手をつけましょう。
何個でも、落ち込む必要はまったくありません。場所が分かれば、進む方向が決まります。次の章から、その土台を一緒に作っていきます。
核 1
属人化を解く考え方
― 見える化 → 誰でも回る仕組みへ
いちばん大事
「人手不足」「採用できない」「残業が減らない」―― これらの本当の正体は、人の“数”の問題ではありません。多くの場合、「業務が一人ひとりの頭の中にあって、見える形になっていない(=属人化)」ことが原因です。だから人を増やしても教えるのに時間がかかり、誰かが休むと止まる。逆に言えば、業務を“見える化”して“仕組み”に変えれば、今の人数のまま余裕が生まれるのです。
やることはシンプルで、たった3ステップ(下図)。空欄を埋めながら読んでください。
見える化(棚卸し)→ 仕組み化(仕分け)→ 標準化(手順書)。この順番を、一番痛い1業務でまず1周。
STEP1 ― 見える化:業務を全部、紙に出す(棚卸し)
まず、頭の中にある業務を「業務名/担当/頻度/所要時間/属人度」で全部書き出します。これをやるだけで「何にどれだけ時間がかかり、どこが“あの人頼み”か」が一目で分かります。属人度は、「その人が休んだら、他の人がすぐ代われるか」で3段階(高=代われない/中=少し聞けば/低=誰でも)。
| 業務名 | 担当 | 頻度 | 所要 | 属人度 |
| 見積書の作成 | 佐藤さん | 週5〜10件 | 1件20分 | 高 |
| 請求書の発行 | 佐藤さん | 月末まとめて | 半日 | 高 |
| 日報の取りまとめ | 社長 | 毎日 | 30分 | 中 |
| 電話・メール問い合わせ | 全員(実質1人) | 毎日多数 | 都度 | 中 |
書き出した業務を、下の属人化マップに置いてみてください。「属人度が高い × 重要度や頻度が高い」右上が、止まると一番困る“危ないゾーン”。ここから手をつけます。
右上(属人度・高 × 重要度/頻度・高)が、止まると一番困る“あの人頼み”ゾーン。ここを最優先で仕組みに変える。
あなたの会社の業務を、上の表をまねて書き出す(まず10〜15個)
コツ:1日の流れを朝→夕で思い出すと漏れにくい。「忙しい」と感じる業務ほど先に書く。
STEP2 ― 仕分け:「仕組みにできる仕事」と「人がやる仕事」を分ける
書き出した業務を、2つに仕分けます。ここが一番のキモです。“判断が要らない・繰り返し・型がある”仕事は、仕組み(手順書+AI/ツール)に任せられます。逆に、“相手の気持ちを汲む・例外を判断する・関係をつくる”仕事は、人が担うべき価値の高い仕事。後者に社員の時間を空けるのが目的です。
○ 仕組みにできる仕事
定型の見積・請求作成/日報や議事録の要約/よくある問い合わせの一次返信/在庫数の集計/求人票や手順書の下書き
△ 人がやるべき仕事
顧客との信頼づくり/クレームや例外対応の最終判断/新規の提案・交渉/社員の育成・評価/会社の方向を決める意思決定
※「△は人がやる」=悪い、ではありません。むしろ会社の価値そのもの。だからこそ、定型業務を仕組みに渡して、人をここに集中させます。
STEP3 ― 標準化:手順書にして「誰でも回る」形にする
仕組みにできる仕事は、「手順書(誰が読んでも同じ結果になる手順)」に落とします。これが属人化を解く決定打です。手順書があれば、新人がすぐ戦力になり、担当が休んでも他の人が回せ、AIにも正確に任せられます。最初から完璧でなくてOK。「やりながら直す」のが続くコツです。
○ 良い手順書
「①〇〇画面を開く ②△△を入力 ③□□ボタン ④保存先は共有フォルダの××」と、知らない人でも手が動く具体さ
× 悪い手順書
「いつもの感じで」「適宜判断して」「佐藤さんに聞く」(=結局その人がいないと回らない)
核1のまとめ:見える化(棚卸し)→ 仕分け(仕組み化できる仕事を選ぶ)→ 標準化(手順書にする)。この順番を、一番痛い1業務でまず1周。会社全体を一気にやろうとしないのが、挫折しないコツです。
核 2
部門別「回る仕組み」見本
― 5パターン
自社に当てはめる
核1の考え方を、中小企業でよくある5つの業務で“見本”にしました。あなたの会社で一番痛いものを選び、言葉を入れ替えて使ってください。「自社ごとに翻訳する」のがコツです。
🧾① 見積・請求/経理まわり
よくある悩み
担当が一人に集中。月末は残業。過去の見積を毎回探して作り直し
見える化
「どの種類の見積/請求が、月に何件・何分かかっているか」を数える
仕組み化
よく出る型をテンプレ化/AIに条件を渡して下書き生成/請求はソフトで定型自動化
残す形
「見積作成 手順書」+テンプレ集を共有フォルダへ(誰でも同じ品質で作れる)
効果:担当が休んでも回る。作成時間が短縮され、月末の残業が減る
📋② 日報・報告/情報共有
よくある悩み
日報がバラバラの書式で読みにくい。社長が全部目を通して疲弊。要点が埋もれる
見える化
「何のために日報を集めているか(=知りたいこと)」を3点に絞る
仕組み化
入力フォームで書式統一/AIで複数の日報を“要点だけ”に要約/週次で自動集計
残す形
「日報フォーマット+要約プロンプト」を固定(新人も即書ける)
効果:読む時間が激減。大事な異常やチャンスを見逃さなくなる
📞③ 問い合わせ・お客様対応
よくある悩み
同じ質問への返信を毎回イチから。対応が特定の人頼みで、不在だと止まる
見える化
「よく来る質問トップ10」と「定型で返せる/判断が要る」を分ける
仕組み化
定型はAIで返信文の型を用意/FAQ化/判断が要るものだけ人へエスカレーション
残す形
「FAQ+返信テンプレ集」を共有(誰でも一次対応できる)
効果:返信が速く均質に。担当が休んでも一次対応が止まらない
📦④ 在庫・受発注/現場の数字管理
よくある悩み
在庫数が頭の中/メモ頼み。発注のタイミングが人の勘。欠品や過剰が起きる
見える化
「何を・いくつ・いつ発注しているか」を一覧(Excel/スプレッドシート)に出す
仕組み化
発注点(この数を切ったら発注)をルール化/集計や発注リストをAI・関数で半自動
残す形
「発注ルール+在庫表のテンプレ」を共有(勘ではなく数字で回る)
効果:欠品・過剰在庫が減る。担当の勘に頼らず、誰でも発注できる
🎓⑤ 採用・教育/新人の戦力化
よくある悩み
教える人によって内容がバラバラ。新人がなかなか戦力にならない。求人票づくりが負担
見える化
「新人が最初の1ヶ月で覚えるべきこと」を順番に書き出す
仕組み化
核1の手順書を教育教材に転用/求人票・研修資料の下書きをAIで作成
残す形
「新人オンボーディング手順+教材」を固定(教える人が変わってもブレない)
効果:戦力化が早まる。採用に頼りきらずに現場が安定する
あなたの会社で「まず1つ」やるなら、どの業務?(上の見本から選ぶ/自由記入)
選び方の目安:①一番痛い(止まると困る)②繰り返しが多い ③特定の人頼み ―― この3つが重なる業務が狙い目。
核 3
何からAI化するか
― 優先度の決め方(4象限)
まず1業務を選ぶ
核2でいくつか候補が見えたら、次は「どれから手をつけるか」です。やみくもに全部やると挫折します。判断軸はたった2つ。「効果(時間や手間がどれだけ減るか)」と「実行のしやすさ(手をつけやすいか)」。下図の2軸で4つに仕分けます。
右上「効果:大 × 実行:易」が“まず1業務”。小さな投資ですぐ効く所から、一番痛い1つを選ぶ。
▲ 効果:大 × 実行:易 → 今すぐ着手
定型の見積・請求/よくある問い合わせの返信/日報の要約。
ここから始めるのが正解。小さな投資で、すぐ効果が出る。
■ 効果:大 × 実行:難 → 計画して取り組む
基幹システムの入れ替え/部門をまたぐ大きな自動化。効果は大きいが重い。
専門家と組んで段階的に。補助金の出番。
◆ 効果:中 × 実行:易 → 余力で着手(クイックウィン)
議事録の要約/求人票の下書き/資料のたたき台。
すぐできて自信がつく。最初の成功体験づくりに最適。
● 効果:小 × 実行:難 → 今はやらない
頻度が低く判断が複雑な特殊業務。
後回しでOK。ここに時間をかけると消耗する。
← 実行しやすい 実行しにくい →
「まず1業務」の選び方(鉄則)
迷ったら、左上(効果:大 × 実行:易)から、一番痛い1つを選んでください。最初の1業務で「やってみたら本当にラクになった」という成功体験を作ることが何より大事です。これが社内に「うちでもできる」という空気を生み、2業務目、3業務目へ自然に広がります。
やってはいけないこと:いきなり「会社全体をDX」「基幹システムを刷新」と大きく構えること。重い・高い・止まるリスクが大きく、たいてい途中で頓挫します。小さく始めて、回し続けるのが、少人数の会社の勝ち方(=弱者の戦略)です。
核 4
中小がすぐ使える
AIプロンプト集 6本
コピペで使える
ここでは、特別な開発もシステム導入もなしに、ChatGPTなどの安価なAIに“今日の業務”を肩代わりさせるプロンプト(指示文)を6本お渡しします。使い方は簡単。そのままコピペし、〔 〕の中だけ自社の言葉に置き換えるだけ。難しい設定は要りません。
使う前の3つのコツ
| ① 手順書を先に渡す | 核1で作った手順書や、自社のルールを最初に貼ると、出力が一気に“自社仕様”になる |
| ② 1回で完成を求めない | 「もっと簡潔に」「専門用語を減らして」と会話で直す。AIは下書き係・壁打ち相手 |
| ③ 機密と最終確認は人が | 顧客名・個人情報など機密はそのまま入れない。出力は必ず人が事実確認してから使う |
① 見積書・請求の下書きをつくる
見積・請求の下書き
あなたは中小企業の事務を助けるアシスタントです。
当社は〔例:内装工事業/従業員8名〕です。
次の条件で、お客様に出す見積書の項目と概算の下書きを作ってください。
・お客様:〔例:個人宅のリフォーム〕
・作業内容:〔例:6畳の壁紙張替え+廃材処分〕
・含めるべき項目:〔材料費/施工費/諸経費 など自社の型〕
表形式で、項目・数量・単価・小計の欄を作り、
備考に「別途見積りになる例」も添えてください。
注意:単価・金額は必ず自社の正しい数字に置き換える。AIの概算は“枠づくり”まで。最後は人が確認して確定。
② 日報・議事録を「要点だけ」に要約する
日報・議事録の要約
次の〔日報 / 会議メモ〕を、忙しい経営者が30秒で
把握できるように要約してください。
出力は次の3つに絞ってください:
・今日(今回)の要点(3行)
・対応が必要なこと/注意したいこと
・良かったこと・前進したこと
――――――
〔ここに日報や議事録のテキストを貼る〕
注意:毎回この型を使えば、書式がバラバラの日報も同じ形に整う。複数人ぶんをまとめて貼ってもOK。
③ 問い合わせ返信の「型」をつくる
問い合わせ返信の型
当社は〔業種・サービス〕です。
お客様から次の問い合わせが来ました:
「〔よくある質問をそのまま貼る〕」
これに対する返信文を、
・最初にお礼とお詫び(必要なら)
・結論→理由→次の案内 の順
・丁寧だが固すぎない、当社らしいトーン
で200字程度で作ってください。
あわせて、この質問をFAQに載せる短い見出しも提案してください。
注意:よく来る質問トップ10をこの型で作っておけば、誰でも一次対応できる「返信テンプレ集」になる。
④ マニュアル・手順書の骨子をつくる
手順書の骨子づくり
当社の〔例:見積作成〕業務について、
新しく入った人が読んで一人で同じ作業ができる
手順書の骨子を作ってください。
・前提(必要なツール・アクセス権・参照先)
・手順を①②③…の番号付きで、迷わない具体さで
・つまずきやすい点と対処
・できあがりの正解イメージ
私が後で中身を埋められるよう、各項目に
「ここに具体的に書く」と空欄の指示を入れてください。
注意:骨子をAIに作らせ、中身は実際の担当者が埋めるのが最速。これが属人化を解く“残る形”になる。
⑤ 求人票・教育資料の下書きをつくる
求人票・教育資料
当社は〔業種・所在地:例 立川の内装工事業〕、
募集職種は〔職種〕です。
当社の良いところ:〔少人数で風通しが良い 等〕。
求める人物像:〔未経験OK・長く働きたい人 等〕。
これをもとに、求職者に伝わる求人票の下書きを
「①どんな会社か ②仕事内容 ③1日の流れ ④歓迎する人
⑤入社後の流れ(教育)」の構成で作ってください。
誇張せず、等身大で誠実なトーンでお願いします。
注意:“盛る”表現は削り、事実だけに。⑤の教育の流れは、核1の手順書とそろえると入社後のギャップが減る。
⑥ Excel・スプレッドシート作業の指示文をつくる
Excel作業の指示文
Excel(またはスプレッドシート)で次をやりたいです。
やりたいこと:〔例:在庫表で、残数が10を切った商品に色をつけ、
発注リストを別シートに自動で作りたい〕
今の表の形:〔列:商品名・残数・発注点 等〕
ITに詳しくない人でも設定できるよう、
・使う機能名(関数・条件付き書式 等)
・手順を①②③…で、クリックする場所まで具体的に
教えてください。難しい用語には短い説明を添えて。
注意:関数や設定はAIに“やり方”を教わり、実データで小さく試してから本番へ。いきなり大事な表で試さない。
大事な前提:AIは「あなたの会社のやり方」を知りません。だから、手順書もルールも無いまま使うと、“それっぽいけど現場で使えない”出力になります。AIは、業務が見える化・標準化されている会社ほど強い武器になります。核1が先、AIは後 ―― この順番が、遠回りに見えて一番の近道です。
核 5
90日で「1業務が回る」までの
ロードマップ
来週から動く
知識は、動かなければ何も変わりません。一気に全部はやらず、3ヶ月で「まず1業務だけ」を確実に“回る形”に。完璧でなくてOK。「やってみた」が一番効きます。各月に“小さな成功”を置きました(下図)。
月1=見える化・選定 → 月2=仕組み化・実装 → 月3=定着。各月に“小さな成功”を1つずつ。
Month1
見える化・選定の月(棚卸し)
- 第1週:【核1 STEP1】業務を10〜15個、棚卸し表に書き出す
- 第2週:【核1 STEP2】「仕組み化できる仕事/人がやる仕事」を仕分け
- 第3〜4週:【核3】優先度4象限で「最初の1業務」を1つ決める
🎯 小さな成功:自社の業務マップと「最初に手をつける1業務」が決まる
Month2
仕組み化・実装の月(手順書+AI)
- 第1〜2週:【核1 STEP3】その1業務の手順書を作る(プロンプト④で骨子→担当が中身)
- 第3週:【核4】該当するプロンプト(①〜⑥)で、定型部分をAIに任せて試す
- 第4週:手順書とAIを使って、実際に1〜2件を回してみる(小さく試す)
🎯 小さな成功:「担当が休んでも、手順書を見れば回る」状態が1業務で成立
Month3
定着の月(直しながら根づかせる)
- 第1〜2週:実際に社員に使ってもらい、つまずいた所を手順書に追記
- 第3週:削減できた時間・手間を“数字”でメモ(次の改善の根拠に)
- 第4週:【まとめ】15項目チェックで点検し、「次の1業務」を決める
🎯 小さな成功:仕組みが現場に根づき、2業務目へ広げる準備が整う
この90日が終わるころには、「見える化 → 仕組み化 → 定着」という“回る仕組み”の最小ループが、1業務で1周します。あとは、これを業務ごとに繰り返すだけ。会社全体が少しずつ「人が変わっても止まらない」形に変わっていきます。
まとめ
少人数で回る 15項目チェック
自社で点検
仕組みができているか、最後に自社で点検しましょう。10個以上に☑がつけば、土台はかなり整っています。
☐見える化主な業務を「担当・頻度・所要・属人度」で書き出せている
☐見える化「あの人が休むと止まる」業務を、自社で把握できている
☐見える化何にどれだけ時間がかかっているか、ざっくり数字で言える
☐仕分け「仕組み化できる仕事/人がやる仕事」を分けられている
☐仕分け社員を“人がやるべき価値の高い仕事”に向かわせる方針がある
☐標準化主要業務に、新人が読んで動ける手順書がある
☐標準化手順書・テンプレが、共有の場所に置かれ誰でも見られる
☐標準化担当が休んでも、他の人が代われる業務が増えている
☐優先度「効果×実行のしやすさ」で着手する1業務を選べている
☐優先度いきなり全社ではなく「まず1業務」で進めている
☐AI活用定型の文章仕事の一部をAIに任せられている
☐AI活用AIの出力を、人が事実確認してから使う運用になっている
☐定着削減できた時間・手間を、数字で振り返っている
☐継続「次に仕組み化する業務」が決まっていて、続いている
☑が少なくても大丈夫。空欄が「次に手をつける場所」を教えてくれています。一番上の「見える化」から順に埋めるのが、遠回りに見えて一番の近道です。
― このガイドは、本来であれば個別の業務改善コンサルティングでお伝えしている内容を、惜しまず1冊にまとめたものです。お役に立てたなら、これ以上うれしいことはありません。―